蒔絵は漆器の表面に漆で絵柄を描き、その上に金粉、銀個、プラチナ粉などを蒔きつけたもので、漆加飾法のなかでも、最も芸術的で、その美しさは世界中に認められています。
ペリカンM1000に施された「六瓢」と「宝尽し」は、高蒔絵と研出蒔絵を同時に用いた「肉合研出蒔絵」の技法を駆使して描かれています。
170年の伝統と技術を誇るドイツペリカン社のクラフトマンシップと、日本が生み出した世界に誇る工芸技術が見事に調和した作品です。
加賀研出高蒔絵
大きく見事な瓢箪の実には神が宿るといわれ、昔からお守りとして尊ばれてきました。また酒を入れて遊山行楽などに持ち歩き重宝がられていました。即ち百薬の長である酒う入れる酒器として古くから実用されていたものです。
この瓢箪が六つ揃うと六瓢が無病(六つの瓢)に通じることから無病息災・健康長寿を招くとして、大変縁起の良いこととされています。たわわに下がった六つの瓢箪は繊細ないろどりに風情あふれる文様になります。
吉祥文様のひとつで宝物を集めた文様です。如意宝珠(願いのかなう宝の山)、宝やく(宝物を貯蔵してある蔵の鍵)、打出の小槌(打てば欲しいものが出る不思議な小槌)、丁字(熱帯産の常緑木で古来有名な生薬・香辛料となる)、他にも橘、束ね熨斗、分銅、巾着、巻物等が緻密に描かれ、福徳を招く文様として広く喜ばれ高貴な着物や帯にも用いられています。
